2017年04月27日

男性目線で、捨て方さまざま

片付けブームの後は、断捨離ブームが続き、ついに、モノを持たない生き方「ミニマリズム」なんてのも出て来ました。
もともと、シンプルライフというカテゴリをブログに設けるほど、片付けには興味があるし、整理収納アドバイザー2級の認定も受けました。書店で専門書以外に目を通すのも、その類のものが多いです。最近は、自身の片付けや断捨離のブログを本にするものが多くなり、一気に本の数が増えたように感じます。著者は圧倒的に女性が多いですね。

今日は、そんな中でも私が唸った、あえて男性の目線での捨て方、片付け方の本とドキュメンタリーを3つほどご紹介します。

「8割捨てればうまくいく!」竹内清文 著
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著者は片付けブームの走りでもある、カレン・キングストンに師事した方です。なので、カレンの本を読んだことのある方には、読みやすい内容だと思います。著者自身が片付けで失敗したことや、カレンのセミナーに出て気づきが起こったことなど、親近感のある話題と文体で、読みやすいです。持たないことから生まれる価値や、自分が今大事にしている価値と持ち物は、一致しているか?など、問われることで持ち物を見直すきっかけになります。

より少ない生き方 ものを手放して豊かになる」ジョシュア・ベッカー 著
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最近出版された本で、著者は元牧師ですが、ミニマリズムに目覚め、妻と起業してしまったというユニークな経歴の持ち主です。家族みんなでミニマリズムを進めるには?など、お子さんのいる家族にも応用できる内容が多いです。

私たちは 、 「必要なもの 」と 「欲しいもの 」の区別がつかず 、 「安心 」と 「快適 」を混同している 。

という下りでは、思わずなるほどな〜と思いました。不要なものは、捨てる前にバザーに出したり寄付をすることを検討するなど、日本の文化とちょっと違ったり、キリスト教的な要素も含んだ内容もあり、なかなか楽しめます。

365日のシンプルライフ
フィンランドのペトリ・ルーッカイネン監督のドキュメンタリー映画
ウェブサイト:http://www.365simple.net/
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監督・脚本・主演を務めたペトリ・ルーッカイネンの実体験から生まれた、モノと自分を見直す新手の映画です。
昨年、見たDVDで、もっとも影響を受けたのが、コレ。
あまりに絶賛するので、夫がクリスマスプレゼントに買ってくれました。

このドキュメンタリーのようなことを「こんなことやったら、どうなるだろう」と、考えたことがある人はいるかもしれないけど、実際にやるか!?という、驚きの内容です。
ガールフレンドと別れて、モノに埋もれそうな自分に嫌気がさしたところから、ストーリーは始まります。
彼が決めたルールは4つ。

ルール1 自分の持物すべてを倉庫に預ける
ルール2 1日に1個だけ、倉庫から持物を持ち出せる
ルール3 1年間、続ける
ルール4 1年間、何も買わない

「この状況で、買わないのは結構辛いだろう」とか「これなら自分もできるかも?」と思うシーンもあり、映画を見ながら、自分なら何を倉庫から持ってくるだろう?と何度も考えさせられました。

私はすでに、かなりのモノを処分していたつもりでしたが、DVDを見た後、聖域である食器棚を見直し、97個の皿や小鉢、調理道具を処分することになりました。

自分の価値やこだわりが如実に現れる場所って、あるんですね。私の場合はキッチンでした。「もったいない」と「念のため」の束縛から自由になると、おのずとモノは減るように思いました。

  ディナープレート5人分を4セットも持ってる自分って、何?(笑)
  店でもやるのか?と一人ツッコミ(苦笑)。

そういえば、引っ越しの時に手伝ってくれた友人が「これが夫婦2人の食器!?うちの6人家族分より多いじゃん!」と絶句したっけ…。食器棚を片付けながら、ひとりブツブツつぶやきながら、あらためて、ものは今の自分の人生を反映しているのだと、感じました。このモノで、自分は何を実現したいのだろう? 昔と今とでは、このモノに対する価値は変わったのでは?

ペトリが、倉庫から持ち出したモノが70個ぐらいのところで、「もう生活に必要なものはなさそう」と呟く彼の部屋は、なんだかとても居心地が良さそうでした。

このDVDには、実際にペトリが倉庫から持って来たものの一覧(英語)が書いてある冊子が特典で付いていて、これがまた興味深いです。一覧は映画のクレジットにも出てくるのですが、フィンランド語でわからんかった!(笑)
いろんな方にこのドキュメンタリーを勧めて、感想を聞くとそれぞれ面白いものが見えてきます。

今回は、男性目線でのモノとのかかわり方をご紹介しました。女性の書いたものだと、特に主婦同士だと「あるある!」と共感が多いのですが、男性の見方を感じてみることで「マジか〜?」という刺激が加わり、片付けのスイッチが入ることもあります。良ければ、ぜひご参考になさってください。

モノとの関わりを見直す本や映画はいろいろあるけど、自分にフィットするものに1つでも出会えるといいですね。この連休は、またモノと対面しようと思っているところです。


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2010年12月22日

MONO・もの・物・者

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トップの写真は、造花(リボンフラワー)です。
最近は精密にできているものが多いですね。
とくに、冬場で花が少なくなる北海道では、リビングや玄関に飾っているお宅が多いように思います。
このアレンジは、ニトリで販売しているリボンフラワーの束をばらして、ミニブーケにしたものです。ちっちゃい存在感がかわいくて、デスクわきに飾っています。

先日の記事に書いたように、今は引っ越しの準備の真っ最中です。
12月早々、見積もりに来てもらって梱包用資材を届けていただき、仕事の合間にやっておりましたが、目前になると仕事そっちのけで真剣にやらねばならない時期に来ました。
なのにブログ書いてる私(笑)。怠けてるわけではなく、息抜きね。(^-^;;

⇒片付けについての一考
posted by AGI at 09:59| Comment(0) | TrackBack(0) | シンプルライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月19日

森の生活(1)

もう7-8年前の年の瀬に、ヘンリー・D・ソローの文庫本『森の生活―ウォールデン』が書店に平積みになっていたのを見かけました。学生時代、この本が課題になったときに、担当の助教授に「こんなつまらない本のレポートなど書けません!」と投げ出した、私にとっていわくつきの本です(ごめん、先生!)。(^-^;; そして数年ぶりに再会して、怖いもの見たさで手に取ってみたら、これがなんと、おもしろい、おもしろい!!

森の生活―ウォールデンどうも改訳版のようです(宝島社文庫 真崎義博訳)。訳によってこんなに違うとは驚きでした。改訳版は躍動的で臨場感があり、30歳そこそこのソローの生きいきとした若さが感じられました。450ページもある本(新装版ではもっとページ数が増えた模様)なので、学生時代の罪滅ぼしに、遅ればせながら冬休みの「課題」にしようと買いました。年末年始、朝から晩まで、ゆっくりと読みふけり、シンプルライフのバイブルのようなこの本こそ、私のテーマだと実感したものです。

昔、自分で投げ出したこの本を、当時会社にアルバイトに来ていた学生達にも勧めまくり(爆)、その中のひとりは非常に感銘を受けて、卒業旅行に本の舞台になったウォールデン湖まで行ったほど!

この本は、著者のヘンリー・D・ソローが30歳になる頃、街の生活を離れ、2年2ヶ月をウォールデン湖のほとりで過ごした記録です。その中にこんな一文があります。

この地球上で自分を養っていくということは、シンプルに賢く生きさえすれば、ちっとも辛いことではなく、むしろ娯楽なのだということを悟った。(P.97)

ぼくが森へ行ったのは思慮深く生活して人生の本質的な事実とだけ面と向かい合いたかったし、死ぬときになって自分は生きていなかったなどと思いたくなかったからだ。生活といえない人生など生きたくなかった。生きるということはそれほど大事なことなのだ。(P.124)

ここにを読んで、ガツンと心に響きました。「死ぬときになって自分は生きていなかったなどと思いたくなかったからだ」、なーんて、私には英語でも日本語でも、思いつかないフレーズでした。思わずジンときて涙が出ました。

これがシンプルライフのきっかけとなった私、これからこのカテゴリで何度か『森の生活』を取り上げていきたいと思います。


※注:この本は古典なのでいろんな訳がありますが、私が絶賛するのは宝島社文庫のもの。他の出版社のものも秀逸かもしれませんが、過去の経験から・・・ハッキリ断言できません。(^-^;;
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2006年04月28日

大原 照子さんという生き方

カテゴリに「シンプルライフ」を追加しました。
「シンプルライフ」はここ数年、私の大きなテーマになっているものです。

「心も身の回りもスッキリ整理整頓」が座右の銘の私は、片付けが大好きなんですが、うちの母はそれに輪をかけて、達人の領域に達しているかもしれません。(^-^;;

なんせ片付けすぎて、私が小学校のとき、通信簿をゴミと一緒に捨ててしまい、ゴミ回収車を追いかけたことがあるんですから(ホントです)。そりゃ捨てたくなる成績でしょうけどね、ちょっぴり傷ついたりなんかして。(^-^;;

さて、今回のタイトルの、料理研究家の大原 照子さんを初めて知ったのは、『「捨て方」上手ですっきり暮らす―ムダなものを減らすと「大事なもの」が見えてくる』という本でした。この手のたぐいの本は、わざわざ買ってまでは読まないのですが、この本の目次にあった一言が、心に響いてレジに向かったのでした。

 「身軽になって、やりたいことをやるか、荷物を背負って生きるか。
  自分の人生だから、自分で決めればいいのよ」

                     --- 大原 照子さん

いろんな片付けの達人が登場するオムニバス形式の本の内容は、どれも参考になるものばかりですが、全体的にハウツーが多い中、大原 照子さんのパートは人生観が満ち溢れ、特に惹かれるものがあったのです。

一昨日は、NHK教育テレビ『おしゃれ工房』にも出演されていました。75歳とは思えない若々しさ、コケティッシュなしぐさなど、女性としてずっと持ち続けたいものを感じます。往年のオードリー・ヘプバーンを思わせるような、気品も漂わせています。

最新の著作『55m2の暮らし替え―スローライフの舞台作り』は、ひとり暮らしの知恵が満載。同じひとり暮らしでも、環境も年代も違う・・・いちばん参考になるのは、彼女の潔い生き方かもしれません。


posted by AGI at 08:16| Comment(2) | TrackBack(0) | シンプルライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする